2020年・・・今年のゴールデンウイークは、ステイホーム週間とのことで・・・多く方はご自宅でお過ごしになられていることでしょうが、長丁場になると何かと不自由をするものです。
弊社、未来空間も感染予防対策の基本を徹底し、緊急事態宣言のもと、可能な行動のみでしのいでおります。
お客様と顔を合わせての仕事が主なので、今回は厳しい状況です。おまけに、配布されたマスクが顔の大きさと合わずに笑われ、いろいろと気が滅入る話題が多い今日この頃、明るい話題がありましたので、ご報告をさせていただきます。
未来空間の仕事が、職業訓練用教科書「配管実技教科書」に、
「ちょこっと」掲載されました。
過去に、リフォーム雑誌等に取り上げていただいた事はありましたが、公共の教科書というのは初めてでしたので、ほんの少し自慢させていただきます。そこで、今年の弊社のキャッチフレーズは「教科書にのる仕事、してますか?」にしようかと冗談を言っております。
また、ここ数カ月で変化していく生活環境に、柔軟に対応できる内装の変更なども提案しております。
直近ではお部屋の模様替えに「抗ウイルス壁紙」や、触れる箇所には、抗菌機能に加え、抗ウイルス機能を持たせた化粧板、夏・冬でも室温を損なわないで、部屋が換気できる全熱交換システムなど・・・
「新しい生活環境」に柔軟に対応した改装など模索しております。
リフレッシュ! いかがでしょうか?
今後は室内の温度が上がり、暑くなってきます。エアコンを使いながら室温を損なわないで湿度も調整でき、部屋が換気できる空調があれば重宝するかと思います。。
これからも住まいの改善など、丁寧な仕事でお役に立てる日を、楽しみにしております!
このような状況でありますので体調管理には、くれぐれもお気をつけください。
熊本で大きな地震がありました。心よりお見舞い申し上げます。
また、被災された建物などを目にしますと、建築に携わる人間として胸が痛む状況であります。
ただ、一部の報道で野次馬のように、被災された建物などを取り上げているのを見るに際し、放って置けない内容もありました。それは、渡り廊下が壊れたと報道されているものでした。空撮で映されたものは、どうみても「エキスパンションジョイント」が外れた状態のものに見えたからです。
当初の報道では、単に崩壊したインパクトのある映像を求めたのでしょうか? と疑問すら感じました。
そこで、エキスパンションジョイントにつきまして、少し書かせてもらいます。
地震など、建物が大きく揺れる際には、建物の作り方や形状によって揺れる方向や、揺れ具合が部分的に異なる場合があります。
平面的にL字型の形状をしている構造や、ふたつに別れた構造の建物を繋いでいる部分などは、お互いの異なる揺れ方によって部分的に力が集中しやすくなります。
そこで、L型の角や繋ぎ目部分などに、わざわざ隙間をもたせて建物が無理しすぎて壊れてしまわないよう「エキスパンションジョイント」という余裕のある部分を計画します。
これは、遊びの部分を設け、力を逃がすようなイメージで考えてください。
地震などで一部に集中した力が、他に影響を与える範囲を少なくするため、緩衝部分を持たせる。電車の連結部分のようなイメージとも言えます。
←電車の連結部分 ©kophotosku.com
これは、必要なものです。ここが外れても全体が壊れないようにするという、役割を持った場所なのです。
私共の仕事でも、構造が異なる居室を繋いだ室内に、あえて簡単なエキスパンションジョイントを設ける事がありました。
大きな地震が来ても、壊れなくて良い場所まで被害を出さない、些細な・・・しかし大切な計画だと考えております。