8月 042014
 

さてさて!間もなくオープン予定のお店。
思えば、まだ寒さの残る頃に打合せを進めていたレストランが・・・ついに!開店の日が見えてきました。

材木市場で出会ってチョイスした、切り出し乾燥させていた「あの巨大無垢板材」が、これまたお店のど真ん中に据え付けられました。外で見ても大きかったのですが、決して広くはない店内に鎮座すると、かなりの存在感が・・・
無垢材カウンター (圧倒的じゃないか!)

お店はイタリアンベースですが、和のテイストも残した新欧風という感じ。このカウンターのままでは、ちょっと小料理屋っぽいので、これから詰めの仕上げに入ります。

お客様は、お店のシェフであり、マスターっていう感じで、オープンを控えテストランに余念がありません。
数々のお店を渡り歩き、修行を重ねられたのが、その一挙手一投足から感じとれます。

テストラン
テストランを拝見していて「まさにプロ。こりゃ凄いな!」と素直に驚きました。

私共も、リフォーム・建築ではプロとして誇りを持って活動していますが、いろんな道のプロがいらっしゃいます。
マスター(お客様を、そう呼んでしまいました・・・汗;)工程おしてすみません!繁盛店になりますよ。絶対!
それが私共の一番の願いです。

7月 272014
 

店舗兼用住宅もいよいよ大詰め。

実は、来空間は以前に「住宅リフォーム研究所」と冠を付けていたくらい、住宅を得意とし、件数もこなしてきました。
もちろん、私・田村自身が以前、ある大手ハウスメーカー系のリフォーム会社に勤めていた事もありますので、一般的なリノベーション程度(チラシでよく見かける分譲マンションのような内装仕上げとか)でしたら、難なくこなせるものです。
ただ、今回は2階に新しくお風呂やトイレなども作る、純粋なリノベである上に、1階が店舗=カフェレストラン。
これは、一筋縄ではいきません。・・・と、ご安心あれ・・・

その前職は何と!商業施設の店舗などの仕事をしていたのでした。(経験は活きるもの?)
厨房セッテング2階内装-1

左の写真が、1階店舗内の厨房で、もくもくとセッティングする職人さん。
右の写真は、2階の明るい住居の内装を手掛ける職人さん。

上下に分かれ、まったく趣の異なるところがまた・・・素敵なお住まいを求められる、お客様のセンスの良さですね。

7月 242014
 

いよいよ店舗兼用住宅の店舗部分に「厨房機器」が搬入になります。
これら、プロの料理人が使用している厨房用機器は、コンロひとつとっても半端なくパワフルです。専門家が使用するという事もありますが、設備機器のガス容量や必要排気など能力が大きいため、一般のご家庭用のガスコンロ(オーブン)などとは全く異なります。
ただ、今まで稀に、弊社のお客様で「専門の厨房機器を使用したい」と、ご依頼をうける事がありました。
その際は、今回のように店舗でなくとも、設置できる方法をあらゆる角度から考えるようにしていましたが、最近は・・・。

ガスオーブン1

なんと! 厨房機器の会社の方と話していましたら、最近では一般のご家庭で「使いたい」という方が増えているとの事。
う~ん・・・結構、難しいですよ。マンションでは、まず不可能な例がほとんどですから・・・など会話をしていました。

ステンレス壁

カロリーが大きいため、熱源の下地も配慮が必要です。
消防署に相談の上、特別な不燃下地+仕上げという基準も細かくありますし・・・(自治体の条例など参照です)

厨房機器搬入1
まあ、何はともあれ。こんな重い機材を運んで納品。プロの技とはいえ、お疲れ様でした!

7月 092014
 

店舗兼用住宅・・・いよいよ大詰めになってきました。

そこで、今回はちょっと説教がましい?(笑)ですが、リフォーム(リノベーション)のみならず、新築なぞは当然、工事を進
めるうえで、最も大切と言われていることの、ひとつを書いてみます。

それは「工事完成後見えなくなる箇所」について「写真等で記録を残す」ことです。

対象が構造上主要な部分であればなおさら。そうで無くとも、設備関連については神経を使っておきたいものです。以下の写真は、それぞれ厨房機器の熱源に対する不燃下地箇所についてと、排水配管における作業状況の確認に際して、全体を撮ったものです。これにプラスし実際は、何ミリの何がどうした・・・など、部分詳細・ディテールの写真をそれぞれ残しておきます。

1階店舗厨房 排水管改修
店舗内・厨房のチェックや、給排水設備の確認(不適合な箇所はやり直し!です)。携わるすべての関係者お互いの
ためにも、透明性は重要ですね。

まだまだ、やる事はたくさんあります。がんばりましょう!

6月 252014
 

さて、仕上げ材の選定などを進めながらも、当然、現場は日々進行していきます。ポイントとなる時期の工事チェックは、
とても大切です。

今回はビル内の施工でよく使う(最近のマンションなどはほとんど使用している)軽量鉄骨のフレーム(スタッド)を使用
しています。木造の構造体にはあまり使わないのですが、今回は店舗かつ厨房面積が広いので、効果的かと思います。

厨房下地軽量鉄骨下地内配線
店舗内:↑ 厨房部分です。先日の新設基礎の上に組んでいます。
実はこのフレームが金属ですから、電気配線などを貫通させる施工の時、けっこう気をつかいます。

配線は被覆され、金属と直接触れるわけではないので、基本的に心配ないはずですが、実は横引きの場合、
何かのきっかけで漏電することがあるようです。右上の写真のように、保護材を使用し安全側で施工する
のも大切です。特にこの部分、後々は壁の中・・・。見えなくなるのですから。
そして、同時に外部の化粧ようにも足場を組み始めました。
足場架け

みなさん、気をつけて頑張りましょう!