5月 052020
 

2020年・・・今年のゴールデンウイークは、ステイホーム週間とのことで・・・多く方はご自宅でお過ごしになられていることでしょうが、長丁場になると何かと不自由をするものです。
弊社、未来空間も感染予防対策の基本を徹底し、緊急事態宣言のもと、可能な行動のみでしのいでおります。

お客様と顔を合わせての仕事が主なので、今回は厳しい状況です。おまけに、配布されたマスクが顔の大きさと合わずに笑われ、いろいろと気が滅入る話題が多い今日この頃、明るい話題がありましたので、ご報告をさせていただきます。

未来空間の仕事が、職業訓練用教科書「配管実技教科書」に、
「ちょこっと」掲載されました。
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過去に、リフォーム雑誌等に取り上げていただいた事はありましたが、公共の教科書というのは初めてでしたので、ほんの少し自慢させていただきます。そこで、今年の弊社のキャッチフレーズは「教科書にのる仕事、してますか?」にしようかと冗談を言っております。

また、ここ数カ月で変化していく生活環境に、柔軟に対応できる内装の変更なども提案しております。
直近ではお部屋の模様替えに「抗ウイルス壁紙」や、触れる箇所には、抗菌機能に加え、抗ウイルス機能を持たせた化粧板、夏・冬でも室温を損なわないで、部屋が換気できる全熱交換システムなど・・・
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「新しい生活環境」に柔軟に対応した改装など模索しております。

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リフレッシュ! いかがでしょうか?

今後は室内の温度が上がり、暑くなってきます。エアコンを使いながら室温を損なわないで湿度も調整でき、部屋が換気できる空調があれば重宝するかと思います。。

これからも住まいの改善など、丁寧な仕事でお役に立てる日を、楽しみにしております!

このような状況でありますので体調管理には、くれぐれもお気をつけください。

4月 162016
 

熊本で大きな地震がありました。心よりお見舞い申し上げます。

また、被災された建物などを目にしますと、建築に携わる人間として胸が痛む状況であります。

ただ、一部の報道で野次馬のように、被災された建物などを取り上げているのを見るに際し、放って置けない内容もありました。それは、渡り廊下が壊れたと報道されているものでした。空撮で映されたものは、どうみても「エキスパンションジョイント」が外れた状態のものに見えたからです。

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当初の報道では、単に崩壊したインパクトのある映像を求めたのでしょうか? と疑問すら感じました。

そこで、エキスパンションジョイントにつきまして、少し書かせてもらいます。
地震など、建物が大きく揺れる際には、建物の作り方や形状によって揺れる方向や、揺れ具合が部分的に異なる場合があります。

平面的にL字型の形状をしている構造や、ふたつに別れた構造の建物を繋いでいる部分などは、お互いの異なる揺れ方によって部分的に力が集中しやすくなります。

そこで、L型の角や繋ぎ目部分などに、わざわざ隙間をもたせて建物が無理しすぎて壊れてしまわないよう「エキスパンションジョイント」という余裕のある部分を計画します。
これは、遊びの部分を設け、力を逃がすようなイメージで考えてください。
地震などで一部に集中した力が、他に影響を与える範囲を少なくするため、緩衝部分を持たせる。電車の連結部分のようなイメージとも言えます。
s000_733←電車の連結部分 ©kophotosku.com
これは、必要なものです。ここが外れても全体が壊れないようにするという、役割を持った場所なのです。

私共の仕事でも、構造が異なる居室を繋いだ室内に、あえて簡単なエキスパンションジョイントを設ける事がありました。
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大きな地震が来ても、壊れなくて良い場所まで被害を出さない、些細な・・・しかし大切な計画だと考えております。

1月 172015
 

本日は、1995年1月17日に起きた、あの阪神大震災から、まる20年です。
住まいに関わる仕事をしている会社として、真摯に思い返しながら祈り、過ごしたいと思っております。

当時の震災の話は今日を前後し、多くのメディアが、いろんな観点から報道されるでしょうから、私はあえて
阪神の震災数か月後に起きた「サハリン大地震」について触れてみたいと思います。

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1995年5月29日(月)読売新聞の記事に、前日に起きたロシア東部サハリン北部の大地震について、書かれていた
内容に今更ながら考えさせられます。前日のマグニチュード7.6規模の地震で多数の建物が崩壊し、死者1,989人
に及ぶ被害が発生したサハリン大地震は、あの阪神大震災の約5カ月程後でした。

また、阪神とは地震発生のメカニズムが異なるため、記事内では、北米とユーラシアふたつのプレートの境界の活発化を、懸念している内容が掲載されています。

この図と記事をよく読み取ると、その後に起きる中越や岩手内陸の震災から、あの 2011年3月11日の東日本大震災や、津波災害を想定できなくもないのか・・・と、今更ながら地震予知の難しさと、履歴に学ぶ重要性を感じます。

8月 042014
 

さてさて!間もなくオープン予定のお店。
思えば、まだ寒さの残る頃に打合せを進めていたレストランが・・・ついに!開店の日が見えてきました。

材木市場で出会ってチョイスした、切り出し乾燥させていた「あの巨大無垢板材」が、これまたお店のど真ん中に据え付けられました。外で見ても大きかったのですが、決して広くはない店内に鎮座すると、かなりの存在感が・・・
無垢材カウンター (圧倒的じゃないか!)

お店はイタリアンベースですが、和のテイストも残した新欧風という感じ。このカウンターのままでは、ちょっと小料理屋っぽいので、これから詰めの仕上げに入ります。

お客様は、お店のシェフであり、マスターっていう感じで、オープンを控えテストランに余念がありません。
数々のお店を渡り歩き、修行を重ねられたのが、その一挙手一投足から感じとれます。

テストラン
テストランを拝見していて「まさにプロ。こりゃ凄いな!」と素直に驚きました。

私共も、リフォーム・建築ではプロとして誇りを持って活動していますが、いろんな道のプロがいらっしゃいます。
マスター(お客様を、そう呼んでしまいました・・・汗;)工程おしてすみません!繁盛店になりますよ。絶対!
それが私共の一番の願いです。

7月 272014
 

店舗兼用住宅もいよいよ大詰め。

実は、来空間は以前に「住宅リフォーム研究所」と冠を付けていたくらい、住宅を得意とし、件数もこなしてきました。
もちろん、私・田村自身が以前、ある大手ハウスメーカー系のリフォーム会社に勤めていた事もありますので、一般的なリノベーション程度(チラシでよく見かける分譲マンションのような内装仕上げとか)でしたら、難なくこなせるものです。
ただ、今回は2階に新しくお風呂やトイレなども作る、純粋なリノベである上に、1階が店舗=カフェレストラン。
これは、一筋縄ではいきません。・・・と、ご安心あれ・・・

その前職は何と!商業施設の店舗などの仕事をしていたのでした。(経験は活きるもの?)
厨房セッテング2階内装-1

左の写真が、1階店舗内の厨房で、もくもくとセッティングする職人さん。
右の写真は、2階の明るい住居の内装を手掛ける職人さん。

上下に分かれ、まったく趣の異なるところがまた・・・素敵なお住まいを求められる、お客様のセンスの良さですね。