5月 302014
都心から少し離れた郊外の高台にある、築14年のマンションにお住まいのご夫婦のこだわりリノベーションの例です。
新築にはよくある間取りですが、忙しいS様夫婦にとって使いにくい動線でした。
この際に、ご希望の間取りに変え、以前から理想の「自然系のイメージ」に一新することになりました。
その②
改装前の問題点であった、ハッチ付きのセミクローズキッチンから、アイランド型のダイニングからリビングまで見渡せる
キッチンへと変化する予定です。
↓↓:新設配管を使用するため、有効な位置の最小限の解体を行っていき、新規の給排水管を必要箇所に配管します。
このように、マンションリノベーションの場合でも、必ずしも全体をスケルトン解体(ほとんどすべて取り払う)しなくても、実際は有効なある程度の範囲を解体する事で、大半の問題解決ができる場合が多いものです。
正直、昨今のスケルトンリノベーションというのは、リフォーム新参者が見えない箇所のリスク回避のため、簡単な手段で大量の解体ゴミが出るリフォームを「リノベ」とか言って差別化しているだけ? のような印象も、たびたび受けます。なぜなら、完成した仕事(リノベ)が必ずしも「性能の向上を伴わない」ものであったり、資源の有効活用に役立ってなかったりすることがあるからです。
国の取組みも、「長期優良住宅化リフォーム」や「性能向上リフォーム」とは表現しますが、リノベーションという表現は、まず使いません。
マンションリフォームの流行語みたいなものかもしれませんね。