5月 302014
 

都心から少し離れた郊外の高台にある、築14年のマンションにお住まいのご夫婦のこだわりリノベーションの例です。
新築にはよくある間取りですが、忙しいS様夫婦にとって使いにくい動線でした。
この際に、ご希望の間取りに変え、以前から理想の「自然系のイメージ」に一新することになりました。

その②

改装前の問題点であった、ハッチ付きのセミクローズキッチンから、アイランド型のダイニングからリビングまで見渡せる
キッチンへと変化する予定です。

↓↓:新設配管を使用するため、有効な位置の最小限の解体を行っていき、新規の給排水管を必要箇所に配管します。

部分スケルトンキッチン配管

このように、マンションリノベーションの場合でも、必ずしも全体をスケルトン解体(ほとんどすべて取り払う)しなくても、実際は有効なある程度の範囲を解体する事で、大半の問題解決ができる場合が多いものです。

正直、昨今のスケルトンリノベーションというのは、リフォーム新参者が見えない箇所のリスク回避のため、簡単な手段で大量の解体ゴミが出るリフォームを「リノベ」とか言って差別化しているだけ? のような印象も、たびたび受けます。なぜなら、完成した仕事(リノベ)が必ずしも「性能の向上を伴わない」ものであったり、資源の有効活用に役立ってなかったりすることがあるからです。

国の取組みも、「長期優良住宅化リフォーム」や「性能向上リフォーム」とは表現しますが、リノベーションという表現は、まず使いません。
マンションリフォームの流行語みたいなものかもしれませんね。

5月 192014
 

西武新宿線に、お住まいの皆さん!中野区・野方の駅前で、レストラン兼用住宅のリノベーション工事がはじまりました。

残材搬出店舗兼用住宅着工
今まで、若鶏とうなぎの専門店だったのですが、今度は1階がレストランです。
築年数がそれなりに経った一戸建てですので、メンテナンスも兼ねて全改装です。

お客様ご自身にも積極的に参加してもらい・・・さて、これからが楽しみです!

5月 162014
 

都心から少し離れた郊外の高台にある、築14年のマンションにお住まいのご夫婦のこだわりリノベーションの例です。
新築にはよくある間取りですが、忙しいS様夫婦にとって使いにくい動線でした。
この際に、ご希望の間取りに変え、以前から理想の「自然系のイメージ」に一新することになりました。

↓↓:新築マンションに多い間取りです。真ん中廊下で、ハッチ型キッチンに狭めのDK、リビング続きの和室が・・・
18.既存のDK周り17.既存のL+和室

改装前の問題点は、

1)対面のキッチンからの動線が面倒なため、ダイニングテーブルは使用せず、座卓での食事になっていた。

2)収納量が少なく、分散して使いにくいこと。

3)ご夫婦でくつろげる家にしたい。

という感じでしたので。話合いをまとめながら・・・さあ工事を進めていきましょう!

1.部分スケルトン解体2.軽天解体と組み直し

 

4月 052014
 

「ここの戸建て買いたいんだけど、リフォーム済みだし・・・ちょっと見てくれる?」

こんな相談を、受けることがあります。process_a011

弊社の仕事の中でも、いわゆる「既存(中古)住宅購入前の調査・相談」は、仕事の一部とはいえ目的が大きな買い物ですから、相当に気をつかいます。また、消費税が上がっても一般的な不動産仲介の中古物件は非課税です。今後、相談も増えるでしょうから、注意していきたいものです。

「エリアもいいし、こんなに素敵なキッチンも入っているし、全体的にいい雰囲気だからどうかな?」

こんなお客様の、気に入っているオーラ…が…ビンビン伝わってくると、これまた真剣度が増します。ましてや、建物が今後どのくらい長く使えるか? 耐久性や耐震上に関して重要な部分に「おや? これ大丈夫かな?」なんて疑問を持つような物件の場合 はなおさらです。

弊社は住宅に対して建築側から携わることが多いのですが、不動産の資格や会社は宅建業の免許もありますので、不動産の価値的なものの見方もします。もちろん、相談を受けた物件を担当されている不動産屋さんの仲介などに、迷惑が掛るような事は礼儀として、決して行わないのですが・・・。
残念ながら「リフォーム済み」という表記で売られている物件で、建築的にみて、耐久性や耐震性など住宅の性能を落とすようなリフォームがしてある物件に出くわします。

中古物件を購入する場合、ここが大変に重要なポイントです。

購入予定の中古住宅に、末永く、安心して住みたいと考えるなら、居住エリアや金額も大切ですが、建物の見た目だけでなく築年数や構造、地盤から建物の履歴(今までに雨漏れなどないか? リフォームをしたか? など)程度は把握するよう意識していくことをお勧めします。
まあ、弊社のインスペクションを利用されるのも手です。 「選べるコースと費用について(C:相談のみコース)」
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なぜなら、前もって知識のあるお客様であれば、こちらが「キッチンは素敵ですが、そのキッチンを入れるために、大切な柱や壁を抜いているようです。それは留意ください」と、疑問点に気がつき説明すれば、購入後に壁の補強工事が必要になる可能性に、気がついていただけるでしょう。

リフォーム済み物件で良いのは見た目だけで、見えない部分や構造体まで考慮する場合は少ないとお考えください

これはリノベーション済み物件も、工事内容を示す資料(設備配管や劣化部位の更新についての工事中の写真、各種設計図書など)が不足している場合は、前述と同じレベルとお考えください。

戸建ては、リノベーションという表現された物件自体、少ないかも知れませんが、マンションの場合は「スケ ルトンからリノベーションしました!」という物件の下階に、購入後して住み始め数日で水漏れを起こした・・・なんていう笑えな い話も実際にあります。

いずれにしても肝心なのは「質」だと思います。工事の質だけでなく、中古物件自体の質、建築・不動産会社の質。または、購入しようとしているお客様自身の質かもしれません。住宅を手に入れるというのは、業者でもない限り通常、一生にそれほど何度もあることでは無いと思います。その機会に何を重視し、何を意識するのか? これらは価格と同じくらい、前もって心したい大切なことだと思います。

直近では先日も書きましたが、国をあげて中古住宅の「長期優良住宅化」を進めています。概略は・・・

目的:住宅の性能を向上させるリフォーム(省エネ改修、耐震改修など)

内容:
1)一定の要件を満たす既存住宅のインスペクションを実施するものであること。
2)定められた範囲に関する性能を向上させるリフォーム工事であり、工事後に一定の水準を満たすもの。
3)リフォーム履歴及び維持保全計画を作成すること。

でした。これに国費から助成する・・・という考えは、景気・経済対策もあるのは当然でしょうが、やはり「今までのリフォーム市場に対する見直し」も、根底にあるのだと思います。

4月 032014
 

急きょ、明日4月4日(金)、中野区役所ロビーの「増改築無料相談」の担当依頼が来ました。
恐らく、誰かの変わりかと思いますが、区役所 入って正面の階段下に午後1時くらいから、
午後4時頃まで座っている予定です。

まあ、急にこんな事を書いても仕方ないでしょうが、何かご相談ある方いらしてください!(笑)